2023.4.8
KAKNUR INKのリニューアルをするため、ウサギマークのこのデザインと色は今回の販売を持って一旦終了します。
リニューアルではラベルがASANELに切り替わったり、色に調整が入ったりするので、このバージョンの色やラベルは最後になります。
アトリエにもう少しストックがあるのでたまに再補充があります。完全に完売したらInstagramでお知らせします。タイトルにも「リニューアル冬眠」という時が追記されます。

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KAKNUR INK 010
SAIKAI（再会）

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書く=KAK
塗る=NUR
書く+塗る+インク=カクヌルインク

文字を書く、絵を塗る。
どちらにも使える万年筆専用インクです。

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会いたい友だちとは、いつでも会えるのだと
人との関わりをもっと簡単に考えていたように思います。

世界はいつも突然に変化します。
それは木枯らしが冬を連れてくるように。
開けた窓から急にぬるい春一番が吹き込んでくるように。

かぶっていた帽子が風で吹き飛ばされた。
もう昨日までの季節と今日からの季節は違う季節なのだと。
そんな風に私の鈍さを思い知らされます。
世界はあっという間に知らない世界になる。

会いたくても会えない人がいます。
会いたいのに会えない人がいます。
私たちはずっと昔に、
「またね！」と手を振って友人たちと別れた。

逆向きのホームから手を振り、
それぞれの家路に向かう色の違う電車に乗る。
またすぐに会えるのだと思っていた。

いつでも。

何度も何度も思い出の日々を思い出す。
あの日、私たちはたしかに一緒にいた。

空いたグラス、斜めになって皿から落ちそうな箸、
くしゃくしゃの箸袋、絞りすぎた檸檬、
冷めた餃子、食べ過ぎた苺の蔕、
笑いすぎてなかなか押せない呼び出しボタン。

もう一度、会いたいよ。
ただそれだけの気持ちが身体の中にこんなに残っている。

「再会」

会いたいと切望する気持ち、願う気持ち。
青空より少し青く、夜空より少し淡い青。
夢の中の湖のような青。

あの人が良く着ていたシャツのような青。
あの人が持っていたリュックの青。
あの日の靴下の青。

みんなで撮った記念写真の色。

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内容量：30ml
インク種類：染料インク（万年筆用インク）
用器：ガラス瓶

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KAKNUR INKは限定色以外は何度でも再生産します。
お時間さえいただければ必ず私が定価で再販します。ご安心ください。

インクの定価以上の高額取引は禁止させていただきます。（送料・システム料を高くするやり方も高額取引とみなします）
オークションサイトやSNSで見かけるインクを小分けボトルに詰め替えた少量販売は品質管理が当方でできないため出品や購入をお控え下さい。

※お友だちと小分けボトルで交換するなど利益を出さないインクの交流は自由に楽しんでいただいて問題ありません

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