人気の「インク沼が大きくなった湖」の色違いを作りました。
今回は陽が沈みかけて夕焼けの時間。
森に西日が差し込むときの絵にしました。

小さい頃、放課後に自転車に乗って家から15分くらいにある
国立公園のサイクリングロードへ行くのが好きでした。
国立公園なので人間の手がほとんど入らない
（保全の為の手は入っていますがその程度の）天然の生態系。

私はそこに生きる形も色もバラバラの植物を見るのが大好きでした。
同じ物がひとつもないという美しさ。
その時の私はまだ10歳程度でしたが、
「同じ物である理由はないのかも知れない」と
なんだか大人みたいなコトを考えていた記憶があります。

今も続く「同じでなければいけない理由」を考える癖は
こんな記憶と体験からかもしれません。

そんなこんなで湿原の中でウロウロ自転車で冒険していると、
北海道は日本の中では東にあるので早く陽が沈みます。
傾いた太陽の光に世界はどんどん黄色とオレンジに染まります。

グラデーションの宵闇のはじまりの手前の色。
陽が沈む西日の色もとても好きです。

さっきまで目の前にはたしかに植物がたくさんの色を見せてくれていた。
全部違う色。全部違う姿。似てる、似てない。
西日にかわると、色が同じような黄色とオレンジに染まり
世界の色数が減ります。そして急に物はシルエットになっていく。

ちょっと変わった感覚ですが、
この「物の本質的姿」から「シルエット」に見え方が変化する瞬間が
私の中でもっとも集中力が上がって、もっとも観察していて興奮する瞬間です。
たぶん認知機能が脳内で切り替わるのではないかと、大学で学んだ今は予想しています。
この続々と物の見え方の切り替わりの面白さと好奇心は今でも強く。

美しさとは表面の造形なのか、シルエットなのか。
その両方なのか、どれでもないのか。
頭の中で物事をぐるぐる回して考えます。

そのひとつの視点が、たぶん私にとって「西日」なのだと思います。


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◉ 製品詳細

・ミニ6用
・ 数量：20枚入り
・ 印刷：片面
・ サイズ：W80 × H128 mm
・ 形状：穴なし
・ 紙：厚手

※ 左右どちらのページでも使えるので「穴なし」販売です。
※ パンチで穴を開けてご利用下さい。
※ パッケージの台紙の色やデザインはランダムです
※穴のサイズは直径5〜6mmを想定して設計しています

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◉ カケラリフィルとは？

ミニ6用のリフィルです。
暮らしの中の「カケラ」を集めるリフィルシリーズ。
日記やウィークリーなど、暮らしの記録に特化しています。

いつか手帳を見返したとき、
なにげない日々は、
こんなに素敵だったんだと思い出せるように。

世界は「好き」の「カケラ」で溢れている。

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◉ カケラリフィルシリーズ
https://www.asanel.net/categories/3322952

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